時間とお金と私
実は二児の父、inowayです。
いきなりですが全ての人に平等なものってなんでしょうか?
命?
愛?
素敵な答えですよね♪
ですが多くのかたはこう答えます。
それは『時間』だと。
全ての人間、いや全ての生物どころかこの世のあらゆる事象が皆、同じ時間軸に存在しています。
私の時間、貴方の時間。
とうぜん1日は同じ24時間でしょうし、当たり前ですが一年は365日、寿命はまぁ70年くらいでしょうか。
ただし、スピードが同じだったらですが。
時間にスピードと聞いてピンと来ない人もいると思います。
私もライン作業員時代はよくわかっていませんでしたから。
むしろ同じ8時間勤務ならダラダラゆっくり働いたほうが楽チンなのでお得だよね♪って感じでした。
(これでも職場では真面目なほうでしたw)
では、私が一時間で100個の製品を造るところを同僚のYさんが113個造るとします。
その差は8時間勤務で104個、 なんとYさんは私から見たら9時間ぶん以上の仕事をしています!
これはYさんの時間のスピードが私より早いと言う事になるのでしょうか?
私が手を抜いていたため作業スピードに差が出ただけ
なんていう哲学的(?)な答えではなくもっと深く考察してみましょう♪
この方程式を解くには私とYさんという2人に共通するあるヒントを見つけなければなりません。
そう、2人に共通していたのは…
仕事です!
会社で作業してるんだからそりゃ勤務中ですよね!
という事は
仕事=労働の対価=賃金
なるほど!
それでは『お金』 を基準に考えて時間のスピードを測ってみましょう♪
単純に製品を104個多く造ったYさんは私より多くの給料を貰い、そのぶんプライベートが充実し、結果的に時間を有効に使えたためスピードが速かったといえる
う~ん、いいですね♪
確かに時間はお金で買えますから!
だってお金があれば遠いとこまで自家用ジェットでひとっ飛び!移動時間短縮!
めんどうな仕事?外注に出しちゃえ♪
自分の代わりの人を雇えば勤務時間ゼロ!
てか、働く必要ないじゃん(笑)
病気になっても最高の医師に最先端の医療で寿命まで買えちゃうかも?
このように言うまでもなく、同じ作業時間でたくさんのお金を生み出せたら時間対効果は高い=スピードが早い。
でも残念ながら実際のところ、同じライン作業員の給料に多少の差があっても大した違いはありません…
そもそも私もYさんもサラリーマンで月給制なので1日の作業量関係ありませんでした。
じゃあサボった私のほうが楽だったから私のほうが時間を得してるぶん、スピードが速かったのかな?
これも違いますね。
私もYさんも同じ8時間の労働という商品を同じ値段で会社に売ったんで2人の時間のスピードは全く一緒なんですよね。
ちなみにこの何年か後に私が機械オペレーターに抜擢されチームリーダーになり、係長に昇進しましたがYさんはライン作業員のままでした。
寡黙でコミュニケーションが苦手なYさんはずっと単純作業でした。
ただし、私が勤めていた工場の作業員は交代制の手当て金が多く、実は係長である私よりYさんのほうが高給取りでしたが(笑)
責任と仕事ばかり多く、タダ残業する私をしり目に定時で帰る私より給料の多い作業員Yさん。
実はこの時点で負けていたのは出世したはずの私だったのかもしれません…
多分、今もまだライン作業してるんだろうなぁYさん。
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